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2017/11/17

日本消費経済新聞(2017年11月15日発行)

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葛の花「飲むだけでは、痩せない」
機能性表示食品 16社に初の措置命令
 摂取するだけで、 誰でも容易に痩せられると誤認させる表示をしたとして、 消費者庁は 11 月7日、 葛の花由来イソフラボンを有効成分とする機能性表示食品を販売している 16 社に、 景品表示法に基づく措置命令 (優良誤認) を出した。 機能性表示食品への措置命令は初めて。 機能性の根拠を示す論文の中から、 一部の数字のみを強調して痩身効果を期待させたり、 ズボンがぶかぶかになるほど痩せた写真を掲載して購買意欲をあおっているが、 試験結果では、 ウエストが 90㎝を超える肥満の人が、 1日の摂取カロリーを 2000 kcal程度に制限し、 毎日通常より 2000 歩も多い 8000 歩から 9000 歩歩いて 12 週間飲み続け、 ウエストがわずか1㎝、 体重が1㎏程度しか減っていない。 消費庁は 「約1㎏減、 ウエスト約-1㎝は、 通常1日の変動範囲」 との見解を専門家の意見として示した。 どの程度の効果があるか、 自分にも同じ効果が期待できるかは、 消費者の商品選択の必須要件だが、 消費者に伝えられていない。 販売を中止したのは3社。 販売した対象商品全品を返金したのはニッセン1社にとどまる。 多くの事業者が、 申し出があれば返金すると回答しているが、 「ヘラスリム」 「シボヘール」 をインターネット上で販売している2事業者は、 取材に応じない。(相川優子)


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