日本消費経済新聞は、生活者優先時代を実現するため、消費者行政、消費者問題、企業の顧客対応の情報を全国に発信する専門紙です
 

2020/06/08

日本消費経済新聞2299号(2020年6月5日発行)

Tweet ThisSend to Facebook | by:管理者
「次亜塩素酸水」増える店頭での手指消毒
消毒効果、皮膚への影響、早急に見解示せ
 店頭での手指消毒が 「アルコール」 から 「次亜塩素酸水」 に代わる飲食店やスーパーが増えている。 しかもアルコールのように少量を手に擦り込んで使われている。 アルコールに代わる新型コロナウイルスの消毒方法の有効性を検証している 「NITE」 (製品評価技術基盤機構) は5月 29 日、 「次亜塩素酸水」 の検証結果について、 中間報告を公表した。 電気分解で生成された有効塩素濃度 50ppm 以下の 11 種類のサンプルのうち、 10 種類で有効性が確認されなかった。 検証試験は継続中として、 今後、 より塩素濃度が高いものなどを検証する方針だ。 噴霧については 「消毒剤を人体に噴霧することは、 いかなる状況でも推奨されない」 という WHO (世界保健機関) などの見解を公表した。 あくまで物品の消毒に対する検証としているが、 「手指への有効性は確認されていない」 という閣議決定文が変更されないまま、 手指への次亜塩素水の使用が広がっている。 汚れや熱、 紫外線などでも分解されるという次亜塩素酸水を、 汚れた手に少量噴霧して、 新型コロナウイルスの消毒に有効なのか。 店頭でどの程度の量使えば有効なのか。 保存した場合にどの程度で有効塩素濃度が低下するのか。 皮膚や体への影響はないのか。 実際の使用実態に応じた検証試験をし、 直接消費者への影響が大きい手指消毒について早急に見解を示すべきではないのか。(相川優子)

11:53 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)